一般財団法人環境イノベーション情報機構
「低排出ガス車認定実施要領」改正案への意見募集結果公表 ディーゼル重量車の17年規制対応で
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2006.03.17 【情報源】国土交通省/2006.03.16 発表
国土交通省は2006年2月8日から14日まで実施していた、「低排出ガス車認定実施要領」改正案への意見募集結果をまとめ、06年3月16日に公表した。今回の改正は、窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)のいずれか、または両方の排出量が、自動車排出ガスについての17年規制よりさらに10%低減されたディーゼル重量車について「低排出ガス車」としての認定を行うためのもの。
公表内容によると、意見募集中に寄せられた意見は3件で、「中央環境審議会『今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について(第8次答申)』の09年目標値達成のためには、10%低減では不足」、「低公害車区分を購入者にわかりやすく簡素すべき」、「電気、CNG車、LPG車、改造車も評価すべき」という内容だった。
これらに対しては、「第8次答申で示された目標値に向けた開発を促進し、かつ現時点で技術的に可能と見込めるレベルで設定した」、「車両に適用される基準が車種によって異なるため、低公害車区分は種々設定されることになるが、購入者が混乱しない表示を検討する」、「現行制度の対象になっていない自動車の取扱いは今後検討しく」という考えが示されている。【国土交通省】