一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ内閣 自動車微粒子排出ラベリング令(案)を承認
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2006.03.13 【情報源】/2006.02.22 発表
ドイツ内閣は、2月22日、自動車微粒子排出ラベリング令(案)を承認した。これにより、乗用車、貨物トラック、バスに対して、微粒子の排出量に応じた、全国統一のラベリングが導入されることになる。ドイツでは、2005年、約30の都市で、EUで定めれた微粒子の排出上限値を上回った。この状況を回避するために有効な手段である交通制限に、ラベリングは効果を挙げる。同令の施行には、連邦参議院の承認が必要であり、EUに対する通知も必要である。法令の概要は次のとおり。
●カテゴリー分けは、EUの排出ガス規制(EURO2、3、4、5)のカテゴリーに従う。
●ラベリングは、白で統一されたプレートにカテゴリーの数字が黒字で記される。
●プレートの発行は、州の所轄官庁と排ガス審査の認可を受けている30,000以上の自動車工場が行う。【ドイツ連邦環境省】