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環境ニュース[国内]

自治体のグリーン購入 調達方針作成自治体は27.8%

ごみ・リサイクル グリーン購入】 【掲載日】2006.03.06 【情報源】環境省/2006.03.06 発表

 環境省は全国の地方自治体を対象に実施していたグリーン購入への取組み状況や問題点についての平成17年度のアンケート調査結果を18年3月6日までにまとめた。
 このアンケート調査は17年11月に、全国1,496の地方自治体(47都道府県、14政令指定都市、23特別区、739市、1,142町、275村)に調査票を郵送する形で実施し、うち1,496自治体(66.8%)から回答が回収されたもの。
 都道府県・政令市ではグリーン購入「調達方針」策定率が96.7%であるなど16年度に続き、高いレベルの取組み状況が進んでいるが、「調達方針」作成自治体は、区や市では45.4%、町や村では10.0%と、自治体の規模が小さくなるにつれ、取組みが遅れている傾向は17年度も継続していた。また全自治体での「調達方針」策定率は27.8%にとどまった。
 グリーン購入に取り組む上での阻害要因としては、「価格が高い」が最も多く44.9%、「組織としてのグリーン調達に対する意識が低い(37.1%)」、「各課ごとの物品調達のため一括でグリーン購入ができない(36.8%)」などがこれに続いた。
このうち「価格が高い」という理由は14年度の調査から継続して1位であり、特に区市や町村でコスト優先の調達が現実的であるという状況は変わっていなかった。
 地方自治体の支出は公的部門の総支出の約51%、国内総生産(支出側)の約12%にあたる約57兆円に達しているほか、各地域の社会・経済への影響力も持っているため、グリーン購入を推進する上で自治体に期待される役割は大きい。【環境省】

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