日本政府と欧州原子力共同体が原子力平和利用協定に署名

　日本政府と欧州原子力共同体（ユーラトム）は、２００６年２月２７日午後（日本時間同日深夜）、ブリュッセルで原子力平和利用に関する双方の協力協定に署名を行なった。
　ユーラトムはローマ条約により、１９５８年１月に設立した組織。欧州共同体とともに欧州連合（ＥＵ）内の共同体を形成している。
　今回署名された協定は、原子力の平和的利用に関する日本とユーラトム間の協力のための新たな枠組みを提供するものであり、核物質が平和的非爆発目的にのみ使用されること、核物質に国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の保障措置などの適切な防護措置がとられること、核物質の管轄外移転の規制を行うこと－－などについて規定している。【外務省】