利根川など７水系の河川整備基本方針が策定

【水･土壌環境 その他(水･土壌環境)】 【掲載日】2006.02.13 【情報源】国土交通省／2006.02.13 発表

　社会資本整備審議会に対し国土交通大臣が意見を求めていた、利根川、後志利別川、菊川、大分川、鳴瀬川、九頭竜川、高津川−−７水系の河川整備基本方針が、同審議会・河川整備基本方針検討小委員会での審議を経て、平成１８年２月１４日付けで策定され、同日の官報で公表された。
　河川整備基本方針は、各水系の河川管理の総合的・長期的な方針を定めるもので、河川環境の整備・保全・維持管理に対する考え方が明らかにするとともに、洪水被害の軽減などについても記載を行っている。
　今回策定される７水系の河川整備基本方針には、環境保全に関わる項目として、利根川水系での自然共生型の河川空間利用への転換、空間管理・水環境管理目標の設定、後志利別川水系での過去８回日本一となった水質の地域との連携による保全、大分川水系でのアユ、ウグイ、ヨシノボリなどの産卵場保全と汽水域での干潟・ヨシ原保全、九頭竜川水系でのカマキリ（アラレガコ）の生息場である中流部の瀬・淵保全、アユなどの回遊性魚類の縦断的な生息環境保全−−などが盛り込まれている。【国土交通省】