一般財団法人環境イノベーション情報機構
柏崎刈羽7号機設置の東芝製流量計 納入前の試験データに不正の可能性
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.02.10 【情報源】原子力安全・保安院/2006.02.10 発表
(株)東芝は平成18年2月10日、東京電力(株)柏崎刈羽原発7号機(改良型沸騰水型、定格出力135万6,000キロワット)に設置している給水流量計・復水流量計について、納入前に行われた実流量試験のデータが不正に修正されていた疑いがあると原子力安全・保安院に報告した。東芝製流量計については、福島第一原発6号機に納入された製品の実流量試験データの不正な書換えが、18年1月に判明したばかり。
なお、報告を受けた原子力安全・保安院は、東電と東芝に対して、10日午前中に、厳重注意を行うとともに、更なる徹底調査を求めた。また、東芝製の同型流量計が東北電力(株)にも納入されていることから、東北電力に対しても、念のため精度の確認を求めた。【原子力安全・保安院】