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環境ニュース[国内]

「東アジアでの資源循環適正化策の検討が重要」 循環型社会形成推進基本計画第2回点検結果

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2006.02.06 【情報源】環境省/2006.02.06 発表

 中央環境審議会は「循環型社会形成推進基本計画」に基づく施策の進捗状況についての第2回点検結果をまとめ、平成18年2月3日に環境大臣へ報告した。
 「循環型社会形成推進基本計画」は00年6月に施行された「循環型社会形成推進基本法」にもとづいた計画。
 「資源を有効活用し、自然界から資源を取り出す量、自然界への廃棄量を最小にする循環型社会」の構築を目指し、「少ない資源でどれだけ経済的付加価値を生み出しているかを表す指標である資源生産性(注1)を00年度のトンあたり28.1万円からトンあたり約39万円に引き上げる」、「資源の循環利用率を00年度の約10%から約14%に引き上げる」、「廃棄物最終処分量を00年度の約5,600万トンから約2,800万トンに削減する」、「産廃最終処分量を90年度比で約75%削減する」、「1人1日あたりの家庭ごみ排出量を00年度に比べ約20%削減する」など、2010年度まで達成すべき具体的な数値目標を設定していた。
 今回の中環審の点検結果は、これらの数値目標の03年度達成状況について、「資源生産性はトンあたり約31.6万円で00年度比12.4%増」、「循環利用率は11.3%で00年度比約1.3ポイント上昇」、「最終処分量は4,000万トンで、00年度比約29.8%減少」と報告し、リサイクルによって最終処分量はある程度減量されたものの、第1回点検時同様、発生抑制は十分には進んでいないと指摘。その対策として、市民、NPO・NGO、事業者、行政のパートナーシップのもとで効果的な普及啓発活動を進めることが必要としたほか、日本から東アジアなどへの資源輸出が増加している中、05年に発表した「ゴミゼロ国際化行動計画」にもとづき、東アジアなどでの資源循環適正化策を具体的に検討していくことが重要だとまとめている。

(注1)GDPを国内・輸入天然資源と輸入製品の総量で割ることによって算出している。【環境省】

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