一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 2006年はガソリンの約3%を再生可能燃料に 新基準を打ち出す
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2006.01.12 【情報源】/2005.12.28 発表
EPAは12月28日、2006年に国内の自動車用に販売・供給されるガソリンの2.78%を再生可能エネルギーとすることを求める、新たな基準を打ち出した。これは、2005年エネルギー政策法に基づいて策定される、EPAの再生可能燃料基準プログラムの第一歩となるものである。このプログラムは、2012年までに国内の農作物から作られた燃料の使用量を2倍にすることにより、自動車からの排出を削減し、国のエネルギー安全保障を強化することをねらいとしている。エタノールやバイオディーゼルといった、さまざまな再生可能燃料が、このプログラムの要求事項を達成するために用いられる。
今回、発表された規則(「燃料および燃料添加剤規則:再生可能燃料基準 2006年要求事項」)は、このプログラムを2006年に円滑に実施するため、市場に確実性をもたらすことを目的としている。この基準の下では、精製業者、ブレンダー、輸入業者が一体となって、同プログラムの2006年の要求事項の達成に責任を負うこととなる。遵守状況は、販売されるガソリンの全体量に基づいて計算される。
なお、同プログラムに関する、エネルギー政策法の他の規定(2007年以降の事項)の多くは、今後、策定される規則によって、実施される予定である。【EPA】