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環境ニュース[国内]

EPA メタンの回収・利用を目指すパートナーシップへの参加国が17カ国に拡大

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.11.18 【情報源】/2005.11.07 発表

 「メタン・トゥ・マーケット・パートナーシップ」の第2回年次会合が11月4日閉幕した。このなかで、同パートナーシップに参加しているアメリカなど17か国(今回新たに参加したエクアドルを含む)は、メタンの回収および利用を加速することを約束した。
 このパートナーシップに参加する17か国は、費用効果的な短期的のメタン回収とクリーン・エネルギー源としての利用を促進することを約束している。
 メタンは強力な温室効果ガスであり、CO2の23倍の温室効果を有している。このパートナーシップは、2015年までにメタンの排出量を年間5000万トン(炭素換算)まで削減し、5000億立方フィートの天然ガスを回収する見込みである。この予測が達成されれば、地球の大気中のメタン濃度を安定化し、削減することができる。これは、自動車3300万台に相当する温室効果ガスの削減、5500万エーカーの植林、または500メガワット級石炭火力発電所50カ所からの排出の回避に相当し、同時に約720万世帯の1年分の暖房に相当するエネルギーを供給することができる。
 第2回年次会合の主要な成果は、以下のとおり。
●2007年に開催される「メタン・トゥ・マーケット・プロジェクト・エキスポ」の発表
●参加国およびプロジェクト・ネットワークのメンバーによる、活動の促進の基礎となる行動計画の策定
●肥料管理等によるメタン排出に対処するための、農業小委員会の追加
●17番目の参加国として、エクアドルの追加。これにより、世界のメタン排出の60%以上をカバーすることとなる。
●民間企業、開発銀行などの参加に焦点をあてた、プロジェクト・ネットワークの実質的な拡大の約束
●世界全体でのメタン回収プロジェクトに対する資金源の特定
【EPA】

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