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環境ニュース[国内]

「気候変動と持続可能な開発への影響」をテーマにGEAが国際会議開催 

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.10.17 【情報源】環境省/2005.10.17 発表

 平成17年10月15日から16日にかけて、東京・千代田区のキャピトル東急ホテルで地球環境行動会議(GEA)主催、国連経済社会局(UNDESA)と関係7省の共催による「GEA国際会議」が開催された。
 GEAは竹下登元首相が発起人となって発足したNGOで、日本の国会議員・企業の代表者、研究者がメンバーとなっている。
 今回の会議はGEAが主催する7回目の国際会議で、「気候変動持続可能な開発への影響」がメインテーマ。
 (1)気候変動に関する最新の科学的知見の現状、(2)気候変動と水管理・食糧安全保障・災害リスク管理、(3)気候変動緩和(注1)対策・適応(注2)戦略、技術・技術移転、共同研究、(4)持続可能な開発のための政策の選択−−の4分科会で検討が行われ、その成果をまとめた議長総括には、「京都議定書に規定されていない第一約束期間(2013年)後には、すべての国が参加する実効性ある枠組みの構築が不可欠」、「CDMは手続の改善を継続し、民間企業にとってわかりやすい仕組みとする必要がある」、「気候変動の不確実性を最小化するため、より深く研究を進め最新の研究成果を広く普及していくべきだ」など−−13の提言が盛り込まれた。
 また会議には皇太子殿下、同妃殿下もご臨席され、「私たちが地球環境の恵みを享受し、地球上のすべての生き物とともに生きていくことができるよう、この会議で今後の政策について世界に向けて強いメッセージが発信されることを期待する」と述べられたほか、小泉首相が気候変動対策のために率先した行動をとっていく重要性を強調する挨拶を行った。

(注1)温室効果ガス排出削減・吸収増加策。
(注2)洪水、干ばつ、海面上昇に伴う堤防建設など気候変動による影響への対応策。【環境省】

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