一般財団法人環境イノベーション情報機構
英国航空 カーボンオフセットを開始
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.10.03 【情報源】/2005.09.12 発表
英国航空がイギリス政府の支援を得て、カーボンオフセットを開始した。これは、旅行客が自主的に環境団体に寄付し、フライトで排出するCO2を相殺できるようにするもの。集められた資金は、「クライメート・ケア」が、途上国などで持続可能なエネルギー事業に利用する。英国航空の利用客は、9月12日より、同社公式サイトから、フライトで排出される分を相殺する金額を寄付することができる。例えば、ロンドン−マドリッド間の往復で5ポンド(約1000円)、ロンドン−ヨハネスブルグ間の往復で13.3ポンド(約2700円)となる。
英国航空は、航空業界の環境リーダーと評価されている。これまでも燃料効率の改善に尽くし、イギリス政府の試験的な排出量取引スキームに参加した唯一の航空会社でもある。同社は排出量取引スキームを大きく評価し、2008年から、EU排出量取引スキームに航空会社が参加することを支持している。
「クライメート・ケア」は、これまで南アフリカで、環境キャンペーンの一環として、学校に5万台のエネルギー効率的な照明を寄付したり、インドで、穀物残渣等の再生可能エネルギーを利用するストーブを使えるようにするなどの支援を行っている。【イギリス環境・食糧・地方事業省】