一般財団法人環境イノベーション情報機構
「SB05Tokyo宣言」採択 2005サステナブル建築世界会議東京大会
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.09.30 【情報源】国土交通省/2005.09.29 発表
2005年9月27日から29日にかけ、東京・港区の新高輪プリンスホテル国際館で、「2005サステナブル建築世界会議東京大会〜地球温暖化防止に向けた世界建築会議」が開催された。「サステナブル建築世界会議」は、建築研究国際協議会(CIB)とグリーン・ビルディング・チャレンジ(GBC)、および開催国が共催する形で1998年から各国で開催されてきた会議。
今回は国土交通省の主催、CIB、国際サステナブル建築環境推進機構(iiSBE)、国連環境計画(UNEP)の共催により「今こそ行動を 持続可能な世界に向かって」をスローガンに掲げ開催され、80を超える国や地域から1,700人以上が参加し、有識者による基調講演、675件に及ぶ論文発表、持続可能な建築の実現や普及をめざす優れた論文や実践に対するSB05Tokyo賞の発表・授与が行われた。
また9月29日に開催された閉会式では、参加者によって「SB05Tokyo宣言」が採択された。
この宣言は、建築に関わる行為や人間の居住パターンが資源利用、地球環境悪化、気候変動に重大な影響をもたらしているため、持続可能な社会を実現するための行動を、今すぐ開始し継続することが不可欠であるとし、参加者がそれぞれの国で、(1)京都議定書の精神を広め、持続可能な建築の原則を実行するように働きかけること、(2)国内外での協力、継続的な教育、協働を通じ、地域間ギャップ、世代間ギャップを、当事者間ギャップを克服すること−−を提唱している。 【国土交通省】