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環境ニュース[国内]

高度処理や合流改善に取組む下水道の利用者、総人口の31.3%に

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2005.08.23 【情報源】国土交通省/2005.08.22 発表

 国土交通省は平成17年8月22日、16年度末時点で全国の「下水道による都市浸水対策達成率」が51.9%(前年度比0.7%増)、「下水道水環境保全率」が31.3%(前年度比1.9%増)、「高度処理人口普及率」が13.2%(前年度比1.0%増)にのぼったと発表した。
 「下水道による都市浸水対策達成率」は下水道による都市浸水対策整備対象地域の面積のうち、5年に1度程度起こると予想される規模の大雨に対し整備が完了している区域の面積の割合。また「下水道水環境保全率」は下水道普及人口のうち、高度処理や合流改善利用人口の総人口に占める割合、「高度処理人口普及率」は高度処理を実施している地域の人口の総人口に占める割合を表す指標。
 なお、国土交通省はこれらの数字について、(1)「都市浸水対策達成率」では30県が全国平均値以下の水準であり、地域間格差や一般都市と政令市・都道府県庁所在地都市間の格差が存在していること、(2)「下水道水環境保全率」では処理人口による下水道普及率(68.1%)の半分未満の水準であり、著しい地域間格差があること、(3)「高度処理人口普及率」は全国平均値でみると整備水準が低く地域格差があり、OECD諸国の整備水準(スウェーデン87%、ドイツ83%、アメリカ34%など)とも大きな格差があること−−を課題にあげている。【国土交通省】

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