一般財団法人環境イノベーション情報機構
「官庁営繕環境報告書2005」を公表
【環境行政 行政資料】 【掲載日】2005.07.29 【情報源】国土交通省/2005.07.29 発表
国土交通省の官庁営繕部は、全国の官庁施設で2004年度に実施した環境対策の取組みをまとめた「官庁営繕環境報告書2005」を作成し、05年7月29日に公表した。官庁営繕部では04年7月に、(1)地球温暖化問題への対応、(2)循環型社会形成、(3)健全な自然環境確保・水循環系構築、(4)良好な生活環境の形成、(5)関係機関への支援、環境教育の充実、官庁営繕職員の率先的取組み−−の5分野を内容とする官庁施設の環境負荷低減プログラム「営繕グリーンプログラム」を策定し、このプログラムで提示した内容をもとに、官庁施設の環境負荷の低減に取り組んでいるところ。
「官庁営繕環境報告書2005」もこのことを反映し、「営繕グリーンプログラム」に規定された環境対策の内容やその進捗状況を紹介している。
たとえば地球温暖化問題への対応策としては、施設の環境配慮度を判定した上で必要なグリーン改修を行った施設が04年度に40%に達したことが報告されているほか、循環型社会の形成への取組みとしては、00年度に77%だった営繕工事でのアスファルト塊・コンクリート塊・発生木材のリサイクル率が04年度に98%に引きあげられたことが紹介されている。
国土交通省営繕部では今後も毎年度、環境報告書をまとめていく方針。【国土交通省】