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環境ニュース[国内]

茨城県水海道市 さらに1養鶏場で鳥インフルエンザウイルスの抗体陽性を確認

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.07.28 【情報源】農林水産省/2005.07.27 発表

 茨城県水海道市の養鶏場で弱毒性の高病原性鳥インフルエンザの発生が確認された件に関連して、同市の(有)天王原養鶏園で新たにH5亜型A型インフルエンザウイルス(注1)に対する抗体陽性が確認され、茨城県は平成17年7月27日、天王原養鶏園に全飼養鶏3万5,000羽の殺処分を命じた。
 今回の処分は農林水産省の家きん疾病小委員会の委員から、「抗体が確認された養鶏場にはウイルスが存在している可能性があり、その飼養鶏は疑似患畜として早期に処分することが望ましい」との意見が出たことを踏まえたもの。
 また同委員会の委員からは、天王原養鶏園を中心とした半径5キロメートル以内を新たに移動制限区域を設定し、当面飼養鶏の移動を制限すべきとの意見も出た。
 この区域内にある養鶏場は4戸だが、うち1戸についてはすでに、鳥インフルエンザへの陰性が確認されていることから、この養鶏場からの鶏卵の出荷は認められることになった。

(注1)鳥インフルエンザウイルスはたんぱく質の違いからA・B・C型の3つに分類され、A型ウイルスはさらにウイルスの表面に存在する突起上のH(赤血球凝集素)とN(ノイラミニダーゼ)に対する抗体の型で分類されている。HではH1〜15の15型、NではN1〜9の9型が知られている。【農林水産省】

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