一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU15ヶ国における新規自動車からのCO2排出量 1995年レベルから12%減
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2005.07.12 【情報源】/2005.06.23 発表
EU15ヶ国内で販売された新規乗用車からのCO2排出量は、1995年から2003年の間に11.8%減少し、2002年と比べても1.2%減少した。欧州委員会により示された新規自動車からのCO2排出量に関する年次報告によれば、自動車業界は、よりCO2の少ない自動車を市場に出すという自主的な合意に基づいてその責務を果たし、成果を納めたといえるとしている。しかし、自動車業界が約束している目標を達成するためには、今後さらなる努力が必要とされるとしている。欧州、日本及び韓国各自動車工業会が達成した値、及び目標値は以下のとおりである。
●欧州自動車工業会(ACEA)
2003年のCO2排出量は163グラム/キロメートルで、1995年比 −11.9%(マイナス11.9%)、2002年比 −1.2%。2003年における中間目標は、165〜170グラム/キロメートルであった。
●日本自動車工業会(JAMA)
2003年のCO2排出量は172グラム/キロメートルで、1995年比 −12.2%、2002年比 −1.1%。2003年における中間目標は165〜175グラム/キロメートルであった。
●韓国自動車工業会(KAMA)
2003年のCO2排出量は179グラム/キロメートルで、1995年比 −9.1%、2002年比 −2.2%。2004年における中間目標は165〜170グラム/キロメートルであった。
いずれの自動車工業会も、2008/9年までに、140グラム/キロメートルを達成する必要があり、今後ACEAで毎年2.8%、JAMAで3.1%、KAMAで3.6%ずつ削減していく必要がある。【欧州委員会環境総局】