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環境ニュース[国内]

石炭の使用増加で、2003年の温室効果ガス排出量が増加

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.07.08 【情報源】/2005.06.21 発表

 EU25カ国の2003年の温室効果ガス排出量は、2002年に比べ、1.5%増大した。EU15ヶ国では1.3%増だった。これらは欧州環境庁(EEA)により照合された最新の国別排出推定値によるものである。過去5年間を平均すると、EU15ヶ国の排出は1990年を2.9%下回っている。京都議定書に基づいて、EU15ヶ国は2008-2012年の間に、温室効果ガス排出を1990年レベルから8%削減しなければならない。
 EU15カ国からの2003年の排出増加分5300万トンのうち、約半分近く(2400万トン)は、エネルギー産業からの排出量が2.1%増加したためである。これは、電気・熱の生産が5%伸びたこと、及び発電所における石炭の消費量が増えたことによる。
 また、家庭部門やサービス部門からの排出量は2.8%(1800万トン)増加した。これは例年より冬が寒く、暖房需要が増加したためである。産業部門では2.1%(1700万トン)、運輸部門は0.7%(600万トン)の増加だった。
 2002年から2003年への増加率が高かった国は、フィンランド(約11%増)、デンマーク(約7%増)、オーストリア(約6%)。絶対量では、イタリア(1500万トン)、フィンランド(800万トン)、イギリス(700万トン)の増加分が多かった。【欧州委員会環境総局】

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