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環境ニュース[国内]

全国249社が手がけた屋上緑化施工面積、12〜16年合計で約78ヘクタールに 

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2005.06.30 【情報源】国土交通省/2005.06.30 発表

 国土交通省は全国の造園建設会社、ゼネコン、屋上緑化関連資材メーカーなど249社を対象に実施した、全国の屋上緑化施工面積調査の結果をまとめ、公表した。
 この調査は平成12年1月1日から16年12月31日までの5年間に、この249社が竣工した屋上緑化空間の面積や具体的な緑化のタイプなどをアンケート形式で尋ねたもの。
 149社(約60%)から回答があり、報告された屋上緑化件数は計3,280件、面積は約78ヘクタールにのぼった。
 施工面積は年ごとに増えており、12年が約8.5ヘクタールだったのに対し、16年はその約2.5倍にあたる約22ヘクタールに達していた。
 5年間の屋上緑化総施工面積を都道府県別で比較すると、東京都が抜きんでて多く、全体の約3割にあたる約24ヘクタールを達成。神奈川県の約8.4ヘクタール、大阪府の約7.4ヘクタール、愛知県の約6.0ヘクタールが続いた。全国に先駆け敷地面積1,000平米以上の建物に緑化を義務づけた東京都の施策が効を奏した格好だ。
 また緑化のタイプ別では、中高木を含めさまざまな植栽が組み合わされている複合型と多肉植物であるセダム主体の植栽がともに約34%と最も多く、芝生主体の植栽の約21%がこれに続いた。
 ただし傾向としては最近になるほど、複合型の伸びが減少し、軽量で施工しやすい芝生やセダム主体型の増加が目立っている。16年施工面積を12年と比べると芝生主体型は約9倍、セダム主体型は約4倍の伸びを示している。【国土交通省】

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