東京湾再生推進会議　１６年度施策実績と１７年度施策計画をとりまとめ

【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2005.06.21 【情報源】国土交通省／2005.06.21 発表

　平成１７年６月２０日に開催された、政府の東京湾再生推進会議で、関連８都県市と関係省庁が「東京湾再生のための行動計画（注１）」に基づき１６年度に実施した施策、１７年度に実施予定の施策の内容を点検し、とりまとめた。
　１７年度に実施される施策としては、東京湾奥部での浚渫土砂を活用した干潟・浅場の造成事業、人工衛星による赤潮のリアルタイム挙動把握システムの運用、底層（溶存酸素量）・底生生物についてのモニタリングや貧酸素水塊発生状況調査の実施、合流式下水道の改善、経済的手法の適用を含む下水道高度処理共同負担事業の創設、第６次水質総量規制の総量削減基本方針、総量規制基準設定方法の検討、お台場海浜公園での都の水質浄化実験、「沿岸環境科学技術専門部会」の開催−−などが報告されている。
　なお同会議では毎年度施策を点検した上で、行動計画の進捗状況を把握するため、３年ごとに中間評価を、１０年間の行動計画終了時に全体評価を実施する予定だ。

（注１）東京湾再生推進会議が１５年にまとめた、東京湾再生に向けての行動計画。平成１５年度から１０年間を対象に、達成すべき目標や目標達成のための施策を示した。【国土交通省】