一般財団法人環境イノベーション情報機構
メタンハイドレート開発計画を公表
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2001.07.23 【情報源】資源エネルギー庁/2001.07.19 発表
資源エネルギー庁では、日本周辺に相当量の賦存が期待されているメタンハイドレートについて、平成12年6月にメタンハイドレート開発検討委員会を設置していたが、このほど約1年かけて、メタンハイドレートを経済的に掘削、生産回収するための計画についての報告「我が国におけるメタンハイドレート開発計画」を取りまとめた。メタンハイドレートはメタンガス分子と水分子からできている氷状の固体物質。単位エネルギー生産量当たりの二酸化炭素排出量が最も少ない新たな天然ガスの供給源として期待されている一方で、掘削によってメタンハイドレートが融解した場合、多量のメタンが放出され、地球温暖化を急速に促進する可能性も指摘されており、その開発には、メタンハイドレートの生成、融解などのメカニズムを把握した上で安全な技術を確立する必要があるとされている。【資源エネルギー庁】