2005年グリーンウィークは気候変動にがっちり取組む

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.06.03 【情報源】／2005.05.27 発表

　「気候変動にがっちり取り組む」・・・これが2005年のEUグリーンウィークのスローガンであり、目標である。グリーンウィークは、EUの環境政策を示す、毎年恒例の会議・展示である。「グリーンウィーク2005」は5月31日から6月3日まで、ブリュッセルのシャルルマーニュビルで、6月5日の世界環境デーに先立って行われる。
　欧州、世界から200人の報告者が、気候変動の様々な面を探る20件以上の会議、ワークショップ、会合に招待されており、参加者は4000人に上ると予想されている。平行して行われる「グリーンデイズ」は加盟国で開催され、グリーンウィークの汎欧州版となっている。ディマス環境委員は5月31日9時45分に「グリーンウィーク2005」の開催を宣言する。
　会議のテーマとしては、EUの排出量取引スキームの評価と今後、航空機からの温室効果ガス排出問題という2つが大きなものとして挙げられる。この他、未来の低炭素経済、テレビ局は気候変動をどのように取り上げているのか、自然はどの程度まで気温の上昇に適応できるのかといった議題についてもセッションが設けられている。
　6月3日には子供たちが作成した気候変動に関する絵画、ビデオのコンテストの表彰式が行われる。【欧州委員会環境総局】