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環境ニュース[国内]

化石燃料への依存低減訴える共同声明採択 第20回IEA閣僚理事会

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2005.05.25 【情報源】外務省/2005.05.03 発表

 2005年5月2日・3日の両日、フランスのパリで第20回国際エネルギー機関(IEA)閣僚理事会が開催され、日本からは中川経済産業大臣、北島経済協力開発機構日本政府代表部大使らが出席した。
 この会議では、「エネルギー供給確保」、「国際・地域間での統合・協力:拡大するエネルギー安全保障」、「さまざまなエネルギーの未来」、「緊急時対応」−−の4つの議題が議論され、このうち「さまざまなエネルギーの未来」については、エネルギー需要が増加する中で持続可能な発展を実現するために、エネルギー源多様化、エネルギー効率改善などが議論され、加盟国がより具体的な行動を起こす必要性が提起された。
 なお会議の成果として採択された共同声明には、化石燃料への依存低減を訴える「世界規模のよりクリーンなエネルギー体制」という項目が設けられ、エネルギー効率向上、再生可能エネルギーや原子力の推進により、2030年のIEA諸国のエネルギー消費を、何も対策をとらない場合の10%分削減し、CO2排出も同16%削減するとのシナリオが強調された。
 またIEAとしては、「運輸・建築部門でのエネルギー効率追求」、「クリーンな燃焼技術や炭素固定・隔離技術の研究開発」、「途上国での投資環境の改善奨励」−−などに焦点をおいてクリーンエネルギー推進に取組むことも明記されている。【外務省】

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