一般財団法人環境イノベーション情報機構
ICCATクロマグロ管理戦略作業部会第3回会合が福岡で開催
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.04.26 【情報源】環境省/2005.04.25 発表
2005年4月20日から23日にかけ、福岡市の福岡国際会議場で、大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)のクロマグロ管理戦略作業部会第3回会合が開催された。今回の会合では科学委員会に、(1)現行の管理措置の影響と効果についての評価、最近の蓄養向け小型魚漁獲パターンの変化による影響評価を勧告することが採択されたほか、(1)「現行措置を維持した場合」、「現行の東西境界線を維持した場合、移動した場合、撤廃した場合」、「東西混交が生じている海域で適当な管理措置を導入した場合」、「産卵場に期間・区域規制を導入した場合」、「東西境界線を撤廃し、その代替としてはえ縄の期間・区域規制を導入した場合」のそれぞれの管理オプションについてその得失、可能性を検討することが要請された。
また、関係国が蓄養場でのサンプリング、小型魚の漁獲を削減するための計画とその結果を報告することの重要性が確認された。
さらに06年の年次会合で、TAC(総漁獲可能量)などの次期クロマグロ保存管理措置が採択される予定であることに向け、05年会合から十分な準備を行う必要性も強調された。【水産庁】