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環境ニュース[国内]

外来生物施行令が閣議決定へ オオクチバスなど1科4属32種を規制対象に

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.04.21 【情報源】環境省/2005.04.21 発表

 「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)施行令」と同法の施行期日を定める政令が平成17年4月22日の閣議で閣議決定される見込みとなった。
 このうち外来生物法施行令の内容は、同法で規制対象とする「特定外来生物(日本の生態系や在来種に悪影響をもたらす外来種)」の範囲や取締官の資格要件を定めるもの。
 「特定外来生物」に選定されると、飼育・栽培、保管、運搬、輸入などが原則禁止となるが、今回の施行令はアライグマなど哺乳類11種、ガビチョウなど鳥類4種、カミツキガメなど爬虫類・両生類7種、オオクチバスなど魚類4種、ヒアリなど昆虫類3種、キョクトウサソリなど無脊椎動物1科(全種)4属(うち2属は全種、ほかの2属は計7種)、ミズヒマワリなど植物3種−−計1科4属32種を「特定外来生物」として定めた。
 また取締官の資格要件は(1)3年以上生物による生態系被害防止に関する行政事務に従事した者か、(2)生物による生態系被害防止に関する課程を修めて大学か高等専門学校を卒業し(あるいはこれと同等以上の学力を持ち)一年以上生物による生態系被害防止に関する行政事務に従事した者−−とされている。
 さらに外来生物法・施行令の施行日は平成17年6月1日とされている。【環境省】

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