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環境ニュース[海外]

EPA 非道路用ディーゼル大気浄化規則に署名

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2004.05.26 【情報源】アメリカ/2004.05.11 発表

 5月11日、非道路用ディーゼル大気浄化規則が署名された。この規則は、建設用、農業用および工業用ディーゼル機器からの排出レベルを90%以上削減するとともに、2010年までにディーゼル燃料に含まれる硫黄を99%除去するものである。
 古い非道路用のエンジンの全てが交換された場合、年間1万2000人の早期死、100万日の労働日損失、1万5000件の心臓発作、6000件のぜん息による急患小児診療が回避されることとなる。
 予想される費用は機器の大きさなどにより異なるが、購入費用の1〜3%の範囲と推計されている。また、低硫黄燃料に関する費用は1ガロン当たり7セント(8.4円)と推計されているが、こうした燃料を使うとエンジン維持費用が大幅に削減されることから、全体的には1ガロン当たり4セント(4.8円)の追加と考えられている。非道路用ディーゼル・プログラムによる全体的な便益と、それに係る費用との割合は、40対1と推測されている。
 新規のエンジンに関する基準は、2008年に小型のエンジンを対象に段階的に導入され、最も大型のエンジンに係るNOxおよび粒子状物質の基準は2014年に実施される。750馬力を超えるものについは、排出基準を達成するために、さらに1年間の猶予が与えられる。
 ディーゼル燃料については、現在の燃料には約3000ppmの硫黄が含まれているが、2007年には500ppm、さらに2010年には15ppmに削減される。【EPA】

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