欧州委員会　環境技術行動計画を採択

【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2004.02.10 【情報源】EU／2004.01.28 発表

　欧州委員会は環境技術の開発及び普及を促進する行動計画を採択した。新しい環境技術の多くには、環境を改善すると同時に、企業の競争力を強化する可能性がある。しかし、旧来の技術から新規の技術への移行の複雑さ、資金調達の困難さといった障壁がいまだに存在している。行動計画は、環境技術の可能性を最大限引き出すため、欧州の一致した取組みにより、かかる障壁を克服することを目指す。
　行動計画では、欧州委員会、国・地方政府、企業その他の関係者のための、11の重点行動が提示されている。具体的には、以下のような事項が盛り込まれている。
●水素・燃料電池、光電池、水の供給・浄化技術という3つの分野で、関係者による技術的なプラットフォームを創設
●製品・サービス、生産工程における環境パフォーマンス目標の設定
●資金調達スキームの活用
　欧州委員会は、直ちに、この行動計画を実施する。欧州委員会は、行動計画の進捗状況をレビューし、2006年には第1回目の報告を行う。なお、本年3月の閣僚理事会においても、行動計画について議論する。【欧州委員会環境総局】