一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

韓国環境部、国内初の液体水素ステーションが完成と報告

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2024.05.07 【情報源】韓国/2024.04.17 発表

韓国環境部(ME)は、インチョン市に同国初の液体水素充填ステーションが完成し、ME副大臣らが参列して竣工式が行われたと報告した。
セウン・インダストリアル社とSK E&S社が、MEの補助金事業から42億ウォン(約4億2,000万円)の助成を受けて設置したもので、2ヶ月の試験運用を経て商業運用開始の運びとなった。1時間あたり120キログラムの水素を充填する能力を備え、1日あたり120台の水素バスの充填が可能だという。
液体水素は水素ガスを-253℃まで冷却して作られるが、水素ガスと比較して低圧で貯蔵可能なため安全性が高く、体積が少ないため輸送効率に優れているという利点がある。バスなど大型の事業用水素自動車の利用拡大につながると期待されている。MEでは、累積で2024年までに40超、2030年までに280超の液体水素充填ステーションの設置を目指している。2024年には数ヶ所の液体水素工場が新たに操業を開始し、韓国の液体水素の生産能力は年間約3万6,900万トンになると予測されている。

【韓国環境部】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース