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環境ニュース[海外]

フランス環境移行庁、2012〜2021年のリサイクル状況を報告

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2024.03.28 【情報源】フランス/2024.03.13 発表

フランス環境移行庁(ADEME)は、2012〜2021年の国内のリサイクル状況をまとめた新たな報告書(BNR)を公表した。BNRはプラスチック、鉄、アルミ、銅、、紙、ガラス、木材、繊維など11種類の廃棄物ごとに、回収と再利用の状況を分析している。状況はコロナ禍での消費変化、その後の経済回復による原材料価格の高騰、他国の廃棄物取引規制などの影響で大きく変動したといい、リサイクルを目的に回収された廃棄物量は全体で6,600万トン(2020年)、新たな製品に再利用されたリサイクル原材料(MPR)は全体として増加し5,300万トン(2021年)となった。材料別では、プラスチックの回収が2012年以降40万トン増加して回収率は25%(2020年)となったが、目標達成には不十分で分別やエコデザインを強化する必要がある。金属の回収も進んでいるが、技術の不足や輸出比率の高さから、国内の需要増を満たすにはMPRの利用をさらに進める必要がある。繊維では回収された24万4,000トンの廃棄繊維から11万トンの繊維材料が再利用に向け加工された(2021年)。

【フランス環境移行庁】

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