一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、2022年モデルの軽量車の燃費と排出ガスは記録的な水準に改善と報告
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2024.01.15 【情報源】アメリカ/2023.12.20 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)が公表した「自動車トレンド報告2023年版」によると、2022年モデルの軽量車の燃費は過去最高水準、排出ガスは過去最低水準を記録した。両者ともに年間改善幅は過去9年間で最大であり、2004年モデルと比べて燃費は35%、CO2排出量は27%改善している。また、大手自動車メーカー14社すべてが温室効果ガス(GHG)排出規制の要件を満たしていた。2022年モデルの軽量車(新車)に関する主な報告事項は以下のとおり
・実走行時の推定平均燃費は2021年モデルから0.6mpg(約0.255km/L)改善した。これは、過去10年間の年間燃費改善幅の2倍以上に相当する。
・多目的スポーツ車(SUV)を含め、ほとんどの車種で燃費が過去最高水準に達した。
・実走行時の推定平均CO2排出量は3%減少した。
・電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCV)全体で、国内販売向け生産に占める比率は7%に増加しており、EVの増産予測を背景にこの傾向は続くと見られる。
【アメリカ環境保護庁】