東アジア海域環境管理パートナーシップ、ラオス政府とナムター川流域管理プロジェクトに関する合意覚書を締結

【水･土壌環境 その他(水･土壌環境)】 【掲載日】2023.08.23 【情報源】その他／2023.08.04 発表

東アジア海域環境管理パートナーシップ（PEMSEA）とラオス政府は、ナムター川流域の汚染削減と水資源の管理強化に向け5年間の統合的河川流域管理（IRBM）プロジェクトの実施に関する合意覚書に署名した。
IRBMプロジェクトは、科学に基づく情報を通じた河川流域のガバナンス・管理計画の改善を目的とし、国・地方の利害関係者の管理能力向上、流域内の自然資源の劣化改善に役立つ試験プロジェクトの導入、地域の周知活動等を行う。
ナムター川流域はメコン川流域の一部で、保護地域を有する。また重要な水源であり、観光・輸送水路、洪水防御の最前線、農業・林業・工業の機械の水力発電源でもある。地元住民は、食料安全保障や雇用、経済成長のため、自然資源、特に水資源に大きく依存しており、森林や生物多様性の減少を招く土地利用変化の脅威に対処する水資源管理の改善が必要だという。
PEMSEAは現在、国連開発計画と地球環境ファシリティの支援を得て、東南アジア諸国連合（ASEAN）と共同でIRBMプロジェクトを6ヶ国で実施している。
【東アジア海域環境管理パートナーシップ】