一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

イギリス環境・食糧・農村地域省、インフレを考慮し包装材の拡大生産者責任制度導入を1年延期

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2023.08.09 【情報源】イギリス/2023.07.25 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、昨今の物価高騰による消費者や企業への影響を考慮し、包装材の生産者がそのリサイクル費を支払う新規則導入を当初予定されていた2024年10月から1年延期すると発表した。
政府は、この追加1年を活用して、引き続き包装材の拡大生産者責任(EPR)の制度設計を業界と協議し、可能な限り実施コストを削減。業界や自治体、廃棄物管理会社は確実に同制度が成功するよう準備。包装材生産者はすでに、包装の削減やリサイクルしやすい包装形態の導入を開始しており、DEFRAはこの取組が家庭にコストを転嫁しない形で継続することを期待している。
発生させずに済ませられる廃棄物の発生を2050年までにゼロにし、2035年までに一般廃棄物の65%をリサイクルするという政府公約に変わりはない。その実現においてEPR制度が柱となり、その他措置(再生プラスチック含有30%未満の包装材への課税、カトラリーや皿など使い捨てプラスチック製品の禁止等)を強化する。
尚、家庭の一貫したリサイクル回収はEPR制度導入後に開始するという。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース