一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界環境デー、2023年は「プラスチック汚染の解決策」をテーマに開催
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2023.06.22 【情報源】国連/2023.06.05 発表
2023年の世界環境デー(6月5日)は、「プラスチック汚染をなくそう」(#BeatPlasticPollution)キャンペーンのもと、「プラスチック汚染の解決策」がテーマとなっており、主催国のコートジボワールで記念式典が行われた。世界では年間4億3,000万トン以上のプラスチックが生産されており、そのうちの3分の2は使い捨て製品である。プラスチック汚染の社会的、経済的なコストは年間3,000億〜6,000億ドルにのぼるが、国連環境計画(UNEP)の報告によると、国や企業が既存の技術を用いて政策や市場を根本から転換すれば2040年までに同汚染を80%減らせる可能性があるという。
2022年2月の第5回国連環境総会(UNEA-5.2)では、政府間交渉委員会(INC)を立ち上げてプラスチック汚染を食い止めるための国際的に法的拘束力のある協定文を2024年末までに準備するとの決議が採択されている。2023年6月2日まで開催されていたINCの第2回会合では、同年11月の第3回会合までに協定の草案を作成することが決まった。
【国連環境計画】