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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、2021年の温室効果ガス実質排出量は前年比6%増と発表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2023.05.01 【情報源】アメリカ/2023.04.13 発表

アメリカ環境保護庁EPA)は、第30次温室効果ガスインベントリ(1990〜2021年)を公表した。これによると、2021年の同国の温室効果ガス(GHG)の実質排出量は、CO2換算で前年比6%増の55億8600万トンとなった。増加の主因は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行からの経済回復を受けた、化石燃料の燃焼によるCO2の排出増(前年比+7%)だという。なお、土地部門における炭素隔離によって大気から取り除かれるCO2を考慮しない場合の排出量は63億4020万トンだった。
ただ、2021年のGHG実質排出量は2005年の水準を17%下回っており、これについては、エネルギー市場の動向、エネルギー効率の改善を含めた技術面の変化、エネルギー源とした燃料の炭素強度など、複数の要因が影響しているという。
EPAは、他省庁などと協力して1993年からGHGインベントリをまとめており、これを毎年4月15日までに国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局に提出している。
【アメリカ環境保護庁

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