一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州環境庁、2020年に欧州で新車登録された乗用車のCO2排出量は12%減と発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2022.10.13 【情報源】EU/2022.09.26 発表
欧州環境庁(EEA)は、2020年に欧州で新車登録された乗用車の平均CO2排出量は前年比12%減の107.5g/kmと正式に発表した。2010年にCO2排出基準が導入されて以来最大の減少だという。主な理由として、電気自動車のシェア急拡大があげられる。電気自動車のシェアは2019年の3.5%から2020年に11.6%(電気自動車6.2%、プラグインハイブリッド車5.4%)と3倍になった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行のさなかで新車市場は全体的に縮小したにも関わらず、2020年の電気自動車の新車登録台数は100万台以上に増加した。一方、2020年に欧州で新車登録されたバンは約140万台で、平均CO2排出量は前年比1.9%減の155g/kmだった。電気バンのシェアは2019年の1.4%から2020年に2.3%へ拡大した。データには、EU加盟国、イギリス、アイスランド、ノルウェーが含まれる。【欧州環境庁】