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環境ニュース[海外]

イギリス環境・食糧・農村地域省、授粉昆虫保護週間にあたり庭の管理法などを国民に呼びかけ

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2022.08.03 【情報源】イギリス/2022.07.18 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、2022年7月18〜24日に実施するマルハナバチやミツバチなど国内に生息する約6000種の授粉昆虫の保護週間「ハチのニーズ(Bees’ Needs)」週間の開始にあたり、国民に次の5つの行動を呼びかけた。

・花や灌木、樹木を増やそう
・庭を自然にまかせよう
・草刈り頻度を減らそう
・昆虫の巣や冬眠場所を壊さない
・農薬の使用は慎重に

 DEFRAは2017年に研究機関やボランティア団体と協力して「授粉昆虫モニタリングスキーム」を策定し、全土で授粉昆虫の生息数などのデータ収集を進めている。4〜9月に実施される「花・昆虫カウント期間」は誰でも参加できる訪花昆虫調査で、キンポウゲなど14種類の花を訪れる昆虫をカウントして、スマートフォンにダウンロードしたアプリで報告する。
 折りから、授粉昆虫は作物の収量増加だけでなく、収量の安定化にも寄与することが明らかになった。研究によると、虫媒は、風媒・自家授粉に比べ収量の安定性を32%上昇させるという。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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