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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、EUは温室効果ガス排出量1990年比20%減の目標を達成済みと報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2022.06.20 【情報源】EU/2022.05.31 発表

 欧州環境庁(EEA)は、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局に提出したEU温室効果ガスインベントリ報告書(1990〜2020年)に基づき、2020年のEUの温室効果ガス(GHG)排出量は前年比11%減、1990年比34%減となり、過去30年間で最低水準となったことを報告した。データからは、同排出量を1990年比20%削減するというEUの2020年目標が達成済みであることが裏付けられている。排出減の主な要因は、再生可能エネルギーの導入拡大、炭素強度の低い化石燃料の使用とエネルギー効率の改善、経済の構造変化、暖冬による暖房需要の減少である。なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行を受けた都市封鎖による2020年の景気後退もGHG排出減に大きく寄与したが、EUはすでに2019年の時点で2020年目標を達成しているという。2020年目標はイギリスも対象であり、統計には土地利用、土地利用変化及び林業(LULUCF)による排出量は含まれないが、国際航空による排出量は加味されている。
【欧州環境庁】

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