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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、2050年の持続可能な欧州の姿を仮想

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2022.05.31 【情報源】EU/2022.05.12 発表

 欧州環境庁(EEA)は、2050年の持続可能な欧州の姿を仮想した報告書を公表した。報告書は、社会経済面及び環境面の目標を達成して持続可能な社会を実現するには広範な社会変化が必要だとし、4つのシナリオを提示している。これらは、「公共の利益のためのテクノクラシー(専門技術者による政治)」「逆境における結束」「環境負荷を伴わない経済成長」「エコトピア(環境保全を重視した社会)」と題されるシナリオである。EEAは、これらのシナリオはどれも完全に実現されることはないだろうが、様々な未来の姿における前提事項や相殺効果、そして、イノベーションや政策、金融、市民参加がどのように持続可能な社会への移行を促進しうるか、を理解するための貴重な手段を提供するほか、今後の研究の礎にもなる、と説明する。複雑で不確実な世の中にあって、欧州の政府や社会は、現実になりそうな未来像とそれが今日の政策や計画策定にどう影響するかを探るべく、いわゆる「戦略的将来予測アプローチ」に一層注目するようになっているという。
【欧州環境庁】

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