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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、重量車の窒素酸化物と温室効果ガスの排出基準の強化を提案

環境行政 環境モニタリング】 【掲載日】2022.03.24 【情報源】アメリカ/2022.03.07 発表

 アメリカ環境保護庁EPA)は、重量車の窒素酸化物(NOx)と温室効果ガス(GHG)の排出基準の強化を提案、パブリックコメントを募る。
 NOx排出基準は、選択肢2つが提案されており、選択肢1は、2027年製、2031年製の2段階で強化、選択肢2は2027年製から一挙に強化する。選択肢1のほうが削減効果が大きい。例えば定常状態下では、選択肢1では大型重量車は中間寿命まで20mg/HP-h、以後40mg/HP-h、選択肢2では全車種、全寿命期間で50mg/HP-hとされ、現行は負荷状態を問わず全車種で200mg/HP-hである。
 GHG排出基準は、電化の進むスクールバス、公共バス、配達トラック、短距離牽引車などについて2027年製車に対する基準を強化する。重量車GHG排出プログラムフェーズ2基準の改正となる。EPAはさらに、2030年製重量車の排出基準を新たに策定する予定である。
 子どもの喘息発病や喘息・アレルギー性鼻炎患者の減少、労働者の病欠の減少などコストを上回る利益が生まれると予測される。
【アメリカ環境保護庁

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