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環境ニュース[海外]

国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター、大型哺乳類の再導入が地域の生態系の回復に有効との研究を紹介

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2022.03.03 【情報源】国連/2022.02.15 発表

 国連環境計画世界自然保全モニタリングセンターUNEP-WCMC)は、大型哺乳類の再導入が地域の生態系の回復に有効との研究を紹介した。再導入すると、地域の大型哺乳類がその種の消失前の状態に回復するだけでなく、生態系の統合性を増進し、生物多様性の維持につながるという。研究では、再導入の効果が高い次の20種の大型哺乳類と生態域が選定された。ヨーロッパでは、ヨーロッパバイソン、ヨーロッパビーバー、トナカイ、オオカミ、オオヤマネコ、アジアのヒマラヤ山脈では野生馬とオオカミ、アフリカではカバ、チータ、ササビー、アフリカンワイルドドッグ、ライオン、北アメリカではヒグマとアメリカクロクマ、アメリカバイソン、クズリ、南アメリカではジャガー、パカラナ、パンパスジカ、アメリカヌマジカ、クチジロペッカリー。研究者らは、ポスト2020生物多様性枠組において、生態系の回復に関連して種の再導入について言及することを推奨している。
国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター

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