一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、バイオ燃料のバイオベース原料と廃棄物由来原料について、有害物質規制法に基づく製造前届出の審査を円滑化と発表
【ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2022.02.08 【情報源】アメリカ/2022.01.21 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、バイオ燃料製造に使用されるバイオベース原料と廃棄物由来原料について、有害物質規制法(TSCA)に基づく製造前届出(PMN)の審査を科学的信頼性を確保しながら円滑化すると発表した。円滑化のため、化学物質安全汚染防止局(OCSPP)の新規化学物質部(NCD)内に専任チームが結成され、チームは審査手続きの標準化を終えた。リスク管理については、従前通り法の規定に従い、特定されたリスクに対し適切なリスク削減措置を講じる。今後、バイオ燃料部門の関係者に向け、説明と訓練のためのウェビナー等を実施する。現在までにEPAが受理したPMNは30件を超え、年3百万m3の先端バイオ燃料の生産計画に相当する。スムーズな審査によりバイオ燃料の生産が促進され、ガソリンに一定量の再生可能燃料を混合することを義務付ける再生可能燃料基準(RFS)と2021年に発表したEPAの気候適応行動計画の目標の達成が期待される。【アメリカ環境保護庁】