一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、乗用車と小型トラックの温室効果ガス排出について、2023〜2026年製車に適用の新基準を制定
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2022.01.13 【情報源】アメリカ/2021.12.20 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、乗用車と小型トラックの温室効果ガス排出について、2023〜2026年製車に適用する新基準を定めた。2020年4月公布のSAFE車両規則は、部門全体の削減目標を毎年約1.5%ずつ厳格化するものだったが、新基準の削減目標は、2023年製車は2022年製車より10%弱、以後2026年製車まで毎年、前年より約5%、6.6%、10%強と厳格化される。これに対応するCO2排出基準は2023年製車は202g/mile、最終の2026年製車は161g/mileとなる。この政策により、2050年までに2019年のアメリカの総排出量の半分超にあたる30億トンが削減される。気候変動被害の回避、健康増進、燃料費削減により国民は1900億ドルの純利益を受けるという。アメリカでは、2021年11月成立の超党派インフラ法によりクリーンカー普及のため2030年までに充電スタンド50万ヶ所を整備するなど運輸部門の排出削減が進む。【アメリカ環境保護庁】