一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス環境省、プラスチック包装協定の初年度活動成果を公表
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2021.07.29 【情報源】フランス/2021.07.13 発表
フランス環境省は、プラスチック包装の削減をめざす全国協定締結後の初の年次報告(2020年分)を公表した。報告によると、・問題があるか不必要なプラスチック包装について、廃止する17種類、監視下におく12種類のリストが2019年に公表され、2020年には前年比で2.5%(5800トン)削減。
・プラスチック包装の64%はリサイクル可能(2019年は45%)
・リサイクルプラスチック材の平均導入率は15%(2019年は11%)
・ポリ塩化ビニル(PVC)はプラスチック包装の0.5%で、2022年の廃止に向け順調に減少
・参加企業の31%がバルク(量り売り)、54%が再利用品の取組を始めている。ただしほとんどはまだ試験段階で大規模な展開には至っていない。
協定は2019年に政府と大手メーカー・小売店、NGOが締結した。カルフール、ネスレフランスなど多数の企業が参加しており、国内の家庭向けのプラスチック包装の25%がカバーされるという。
【フランス環境省】