一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス環境・食糧・農村地域省、イングランドの自然回復の促進、景観保全地域の利用機会向上を目指す新たな公約を発表
【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2021.07.13 【情報源】イギリス/2021.06.24 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、イングランドの自然回復の促進、景観保全地域の利用機会の向上を目指す新たな公約を発表した。DEFRAの執行非省庁公共機関であるナチュラル・イングランドは、特別自然美観地域(AONB)として、既存の2地域(サリーヒルズ、チルターン)を拡張するとともに、新たに2地域(ヨークシャーウォルズ、チェシャ―・サンドストーンリッジ)を指定する。これら4地域の総面積は、2030年までに国土の30%を保全するという政府の公約(G7サミットでも合意)実現のため追加が必要な面積(4000km2)の40%超にのぼる可能性があるという。
また、DEFRAは、保全地域内の自然回復を支援する新たな活動(自治体や国立公園、AONBと連携)、市民の保全地域の利用機会を拡大する取組、AONBの地位・支援の強化を行うほか、国立公園・AONB内の農家や土地管理者に対する助成プログラムを立ち上げ、自然回復の促進、市民の利用機会の向上、気候変動の影響緩和等に取り組む単発プロジェクトを支援するという。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】