一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

欧州環境庁、COVID-19パンデミックで域内の使い捨てプラスチック製品の消費増により温室効果ガス等の排出量が増加と報告

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2021.07.08 【情報源】EU/2021.06.22 発表

 欧州環境庁(EEA)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)による域内の使い捨てプラスチック製品の消費量の変化とその環境影響を分析した。EEAの報告によると、パンデミックを受けて使い捨てプラスチックを原料とするマスクや手袋、食品包装などの生産や消費が増加し、温室効果ガス(GHG)等の排出量が増えた。これらの製品のポイ捨ても生じ、生態系や動物への悪影響も懸念されるという。推計によると、パンデミックから最初の半年でEUにおけるマスクや手袋の輸入量は2倍以上となり、これらの域内生産も伸びて、GHGやその他の汚染物質の排出量が増加した。また、プラスチック包装の域内生産は、パンデミックから最初の数ヶ月に急減したものの、多くの加盟国で移動制限措置が解除された2020年10月までに回復している。EEAは、これらを教訓に将来の有事にも備えるため、代替原料や製品設計、ポイ捨てごみを減らす戦略、医療用品の消毒手段、リサイクルの改善、循環型ビジネスモデルの検討等が必要だとしている。
【欧州環境庁】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース