一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、航空機からのCO2排出基準案を公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2020.08.11 【情報源】アメリカ/2020.07.22 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、商用航空機及び大型ビジネスジェットからのCO2排出基準案を公表した。アメリカで製造された航空機の75%は国外で販売されており、同国の航空機CO2排出基準を国際民間航空機関(ICAO)の基準と整合させることで国際市場における国産航空機の競争力を高める。基準案は、2020年1月1日以降に設計される新型航空機と2028年1月1日以降に製造される航空機に適用する予定で、既に使用されている航空機には適用されない。基準案の対象となる航空機は、アメリカの輸送関連温室効果ガス(GHG)排出の10%、同国の全GHG排出の3%に相当するという。2016年、大気浄化法のもと実施した調査で、EPAは特定の航空機のエンジンから排出される温室効果ガスが大気汚染の原因となっていることを確認し、基準設定を進めていた。【アメリカ環境保護庁】