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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、電子機器類の長寿命化は環境や気候、循環型経済にプラスと報告

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2020.07.09 【情報源】EU/2020.06.18 発表

 欧州環境庁(EEA)は、欧州における電子機器類の生産・消費とその環境影響について分析し、電子機器類の寿命を延ばせば環境や気候への負荷を減らすことができ、循環型経済への移行にとってもプラスになる、と報告した。EEAによると、電子機器類の生産や使用、廃棄は、多大な資源を必要とし、環境や気候に大きな負荷を与えているが、負荷の程度は消費パターンや製品の使用期間にも左右される。EUでは毎年、一人あたり約18キロ相当の電子機器・電化製品が消費されているという。スマートフォン、テレビ、洗濯機、掃除機を対象とした調査からは、これらの製品の実際の使用期間が、設計上の使用期間又は消費者が望ましいとする使用期間より平均で2.3年以上短くなっており、製品の長期使用や再利用、修理、リサイクル等をしやすくすることによって実際の使用期間を延ばせる可能性が大きいことが分かった。EEAは、環境負荷を低減するにはこうした製品の「循環性」を高めることが不可欠であり、製品の長寿命化に資するビジネスモデルの開発が必要だ、と指摘した。【欧州環境庁】

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