一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州委員会、2030年までに持続可能な欧州を実現する戦略策定を検討
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2018.10.29 【情報源】EU/2018.10.12 発表
欧州委員会は、2018年10月11日に、国連持続可能な開発目標(SDGs)に関するハイレベル・マルチステークホルダー・プラットフォームの第二回会合を開催した。プラットフォームでは、2030年までに持続可能な欧州を築くため、全EU政策の指針となる戦略を策定することや、財政および金融規制、脱炭素化計画などの政策の一貫性を確保することが提案された。これらの提案は、欧州委員会が作成中の考察文書「2030年の持続可能な欧州へ向けて」に反映される見込みである。欧州委員会は、2016年11月22日に声明書「持続可能な欧州の未来へ向けた次のステップ」を採択し、SDGsの最優良事例の調査と共有のため、学術界、NGO、企業、市民社会などの代表からなる同プラットフォームを立ち上げた。持続可能な開発のための2030アジェンダへのEUの対応は、1)SDGsを欧州の政策枠組みと現行の欧州委員会の優先事項に完全に統合することと、2)長期展望の見直しと2020年以降の部門別政策への注力、の2つの作業から成る。【欧州委員会】