国連環境計画など、持続可能なインフラへの投資を生む方法を分析
国連環境計画(UNEP)などは、気候変動を抑えるため持続可能なインフラへの移行に資金を動員する方法を分析した。エネルギー、輸送、建物、水などのインフラは世界の温室効果ガス排出の6割以上を占めている。世界の金融システムは持続可能性への投資に舵を切っており、2013年から2017年にグリーンボンド発行額は110億ドルから1550億ドルに増加した。しかし、とりわけインフラに関して、パリ協定の目標達成のため行動を加速する必要があるという。UNEPなどは、1)低排出で気候変動に対する回復力のある未来のために持続可能なインフラを計画する、2)低排出の技術、ビジネスモデル、サービスへの移行を加速するイノベーションを促進する、3)低排出で回復力ある未来への持続可能な財源を確保する、4)長期的気候リスクと機会に合わせ金融システムを変革する、5)気候を考慮して開発資金を再考する、6)低排出で回復力ある都市開発を促進する、必要がそれぞれあるとした。今回の分析をまとめた報告書は、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第24回締約国会議(COP24)で公表される。【国連環境計画】
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