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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、2017年もEUのオゾン層破壊物質の廃止への取組は前進と報告

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2018.10.01 【情報源】EU/2018.09.14 発表

 欧州環境庁(EEA)は、モントリオール議定書の規制対象となっているオゾン層破壊物質(ODS)の2017年のEU内の生産や輸出入の量を集計した「オゾン層破壊物質2018年版」を公表した。全体としてEUのODS削減への努力は2017年も続き、議定書の目標はすでに達成したという。EU域内でODSの生産・輸出入を行った企業、破壊施設、ODSを原料またはプロセスエージェントとして使用した企業は、毎年その活動を報告することが義務づけられている。EEAはそれを集計した結果として、2017年にEUで、1)破壊・輸出された規制ODSの量は、生産・輸入量を上回った、2)原料として使われた規制ODSの生産・輸入量は前年より増えたが、その使用の結果生ずる排出量は減少した。これは産業の排出抑制の成果である、3)規制対象となっていない新規物質の生産は規制物質の生産量よりはるかに多かったが、新規物質のオゾン層への有害性は低い、等を指摘した。【欧州環境庁】

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