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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、気候変動は既に欧州で深刻なリスクをもたらしていると報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.02.08 【情報源】EU/2017.01.25 発表

 欧州環境庁(EEA)は、2016年の欧州における気候変動の影響に関する報告書を公表した。それによると、気候変動は欧州の経済、健康、福利に既に著しい影響を及ぼしており、より良好で柔軟な適応戦略が必要だという。報告書は、欧州の各地域における気候変動の影響をまとめている。欧州南部および南東部は気候変動の影響を最も強く受けると予想されている。既に極端な高温となる回数が増加し、降雨量や河川の流量は減少しており、深刻な干ばつ、収穫量の低下、生物多様性の低下、森林火災のリスク増を生んでいるという。欧州西部の沿岸地域と氾濫原は海面上昇や高潮の増加から洪水のリスクが高まっている。欧州北部の一部では気候変動によって農業に好適な条件が生まれるなどの好影響も予想されるが、大部分の地域では悪影響が予想されている。EEAは気候変動への適応を他の政策でも主流化し、EU、多国間、各国、州など複数のガバナンスのレベルで政策の一貫性を改善する必要があるとしている。【欧州環境庁】

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